オーランチオキトリウム(Aurantiochytrium)は水中の有機物上に、小さな細胞集団(コロニー)
を作る微生物です。
葉緑体を持たず光合成をしない従属栄養生物であり、周囲の有機物を吸収して生育するのが
特徴の藻類です。
オーランチオキトリウム属という分類自体、2007年に発見・新設された
ばかりのものなのですが・・・
高効率で化石燃料の重油に相当する炭化水素(スクアレン)を産生し細胞内に溜め込む株(種類)
を2010年筑波大学の渡邉信教授らのグループが発見。同年12月に藻類の国際学会に発表された
ばかりの藻類がオーランチオキトリウム(Aurantiochytrium)なのです。
発見場所は詳細公表されてはいませんが、沖縄県の”マングローブ生育環境下”にて発見され
たようです。まだ発見・発表されたばかりのものではありますが、現時点で確認されている”特徴”
などをご紹介したいと思います。