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「土の民」は、【土】のエネルギーを主に持っている存在です。自然界における【土】のエネルギーとしては、≪山≫≪大地≫が要素となっています。

この要素からの影響及び【土】のエネルギーの性質が、そのまま「土の民」の特徴として現れてきます。様々な要素に対する「土の民」のもつ特徴・性質に関して、まずは下記に箇条書きで表記いたします。

 

・感情・

・落ち着き ・我慢 ・不動心 ・意固地

・行動・

・慎重 ・堅実さ 

・能力1・

・忍耐力 ・包容力

・能力2・

・記憶力

・感覚・

・臭覚 

・耐性・

・様々な要素に耐性を持つ。

 

上記は別の言い方をすると、「土の民」が司っている要素・・ともいえます。また、ここで大切なのは「良い悪い」といった概念では無いということ。物事は全て「陰陽」「表裏」で成り立っています。例えば「行動力」という要素に関しても、受け取る立場やその環境によっては、「行動力の内容」は同じであったとしても、「わがままな行い」などといった、形で受けとめられることもあるわけです。ですからあくまでも上記は「土の民」の≪性質要素≫として考えていただければと思います。

 

【土】のエネルギー関連情報

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・「土の民」にとって、「金の民」はとても重要な存在です。この≪抑制≫の関係とは、お互いに「力を抑制することができる関係」という意味です。

≪抑制≫というと、一見良くないイメージとして受けとめてしまうかもしれませんが、本来そのような意味ではありません。

【力のコントロール】

といった、要素でこの≪抑制関係≫が存在してるいからこそ、エネルギーの制御が可能となるのです。

≪抑制≫の働き方でポイントとなる要素は、【力の上昇度】です。エネルギーの「質」「量」「強さ」の「上向き度合い」が勝っているほうが、相手のエネルギーを「抑制」して、減少させることになります。

「土の民」としては、【不動心】などが上昇しているときであれば、「金の民」を抑制・制御することができるのです。

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◆具体例1

「金の民」のエネルギーが【負】の方向で暴走・増大しすぎてしまったとき・・代表的には、「ストレス」が激しくなってしまったとき・・それを解消・元気づけてあげられるのが、「土の民」なんです。

 

◆具体例2

「土の民」がエネルギーの暴走・増大しすぎてしまったとき・・例えば「意固地になりすぎているとき」・・その状況を「笑い・明るさ」で解消してくれるのが「金の民」です。


・「土の民」にとって、「火の民」はともに「励ましあう」ような形での≪増加の関係≫です。

お互いが同時に、それぞれのエネルギーを「増大」「増量」させる働きを持っています。自分自身のエネルギーが弱ってしまったとき・・すなわち、「自分らしさが無くなってしまったとき」などなかなか、自分でエネルギーの補給・増強は難しいものです。

そんな時には、「火の民」とともに時間を共有することによって、刺激を受け、「土のエネルギー」を増大させることができるのです。

ただし、注意が必要なのは、「正・負」どちらの側面も高めてしまうということはしっかりと認識しておいてくださいね。

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◆具体例1

「土の民」にとっての自分らしさが見えにくくなっている時・・「落ち着きが保てない」などといった時には、「火の民」といっしょに、話しをする時間をつくると自分らしさを取り戻すきっかけとなりますよ。

 

◆具体例2

「火の民」が負の側面が高まっている時・・例えば「怒りが高まっている」「憎しみが高まっている」というような時、「土の民」が係わりを持とうとしてはいけません。逆に、「怒り・憎しみが増大してしまう」ことになってしまいますから・・。

相手が「火の民」の場合は、仲介者をたてましょうね。(この場合は「水の民」)

 

 


・≪活性化≫と≪増加≫では大きな違いがあります。

≪増加≫とは、エネルギーの「量」を増やす効果がありますが、≪活性化≫では、「量」を増やすことはできません。

≪活性化≫は、その時のエネルギー状態を「強くする」「強化する」という意味です。まずはこのことを、しっかりと認識してくださいね。

≪活性化≫は「風の民」から一方的に受ける影響です。

「火の民」にとって、その時の「状態」そのものが、強化される関係です。

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◆具体例1

「土の民」が少しでも「落ち着き」「がんばり」を持っている時に「風の民」と時間を過ごすことができたなら、その「不動心・がんばる心」はどんどん力を強化させていきます。そんな時に「風の民」から影響を受けるといいですよ。

 

◆具体例2

「土の民」が・・「意固地」「閉じこもりがち」の気持ちを有している時は「風の民」はまさに火に油を注ぐ存在となりそうです。そういう時の「土の民」にとって、「風の民」の態度や言葉は・・なんか「軽さ・軽薄さ」を感じさせてしまうようです。でも「風の民」は普段と同じなんですよ。「土の民」の中にあるエネルギーが活性化してしまったための出来事。自分の中にもともと「意固地」や「閉じこもり」を抱えていたということが多いのです。

 

 

 


 

「土の民」の≪陽+≫を『土陽の民』。≪陰−≫を『土陰の民』といいます。

 

「陰陽」の共通特性として、≪陽+≫は「能動的」「外向的」な傾向・働きを示し、≪陰−≫は「受動的」「内向的」な傾向・働きを示しています。

 

◆土陽の民

・基本的には、自分以外の対象(周囲の人々やその他存在)に向けて「土の民」の特性を与える(働きかける)という方向で、エネルギーを利用します。人間関係を例としてあげると、「相手・周囲の人」に「不動心を与えたり」「我慢強さを与えたり」といった、力を発揮します。

また、感情的な側面としては、≪頑固さ≫の感情を相手・周囲の人々に伝えることが得意(ストレートに「頑固」の感情を他人に対して表現しやすい)です。

このことは逆の立場(相手)から、見ると、「あの人といっしょにいると不動の気持ちをもらえる」「多くの知恵を与えてくれる常識者」という印象をもたれる傾向があるといえそうです。

 

◆土陰の民

・基本的には、自分自身に向けて「土の民」の特性を与える方向でエネルギーを活用します。ですから、自分自身が「不動心」「豊富な知恵」を持った人となれるような形で力を発揮します。

相手・周囲に対する「感情」は、「溜め込む」までにはいたりませんが、どちらかというと一時、自分の中に置いてから・・表現ということになるので、他人から見ると、その感情の本質がわかりにくくなる場合もあるようです。

 

 

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個別の特徴は、「民と族」の組み合わせで、はじめて判断することができます。≪民≫の性質と≪族≫のエネルギーの性質を両方理解した上で、お互いの「相関関係の有無と内容(増加・抑制・活性化)」を加味して考えるとその特徴が浮かびあがってきます。

下記に「民と族」の組み合わせ別に、特性を記しておきますのでご参照ください。

 

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【高】 【高】 安堵感 吸収力
黒霊 黒龍 漆黒

◆純粋な「土の民」

土の民【土族】は、「土の民」の性質を最も純粋に受け継いでいます。基本的に、有しているエネルギーの大半が【土】・・自分の内面に持っている「主」のエネルギーも「副」のエネルギーも【土】となっています。

内面に強い【土】のエネルギーを持っていることから、非常に「安定」した性質をもっています。内的要因の中には、「土」のエネルギーに対抗するようなエネルギーがなく、また外的要因に対しては、「撥ね返す力」が強くなるため、いつでも、「自分」を見失うこともなく、他人から見ても、「こういう個性の人」といった印象を裏切られることはとても少ない、そんな性質の「民族」です。

 

◆守り主【黒龍】

土の民【土族】の守り主は「黒龍」となります。この「黒龍」は、「陰陽」における、【陰】を司る存在の他、【闇】【影】を司る存在でもあります。ちなみに、【陽】を司るのは、「火の民【火族】」です。ゆえに、この民族にとっては、「火の民【火族】」は、人生において欠かすことのでき無い、特別な民族であることをしっかりと認識しておきましょう。

この影響を受け継いでる、土の民【土族】は、強い【陰】の持つ力を有していることになります。「正」のエネルギーであれば、「基本を成す力」「全ての存在を支える力」を持っていることになるのです。

また、「闇」という存在は、人々や生き物たちに、なくてはならない≪睡眠の場≫を与えてくれます。この「闇」があるからこそ、「睡眠」を得ることができるというわけですね。この生命活動における「陰」の要素である「睡眠」をもたらしてくれる・・ということから、周囲にとてつもなく大きな「安心感」を与える存在となっています。

 

 

◆膨大な吸収力

「闇」の性質の一面として、すべての存在を、その中に覆い隠してしまう・・包み込んでしまうといった特徴があります。これは土の民【土族】も有している特徴ということになるため、何事も、包み込んでしまうほどの≪吸収力≫を持っている方が多いのです。

もちろん「正」「負」両方のエネルギーの区別無く、吸収力を発揮するということは認識しておきたい要素です。

持っているエネルギーを高めていくと・・「闇」に留まらずに、その姿はまさに「ブラックホール」の様相を呈します。ここまでくると、自分自身ではコントロール術を持っていませんので、制御不能な状態に・・。

「エネルギー」とは強ければ良いというわけではない、まさにそのことを示してくれるような存在です。ともすると・・基本的には「人付き合い」が好きにもかかわらず、不得意なため、自分の中に閉じこもり傾向となりやすい土の民ですから・・上手く「人付き合い」をすることを心がけることが一番のポイントとなります。

特に、「金の民」とは積極的に人付き合いをもって、自己エネルギーの抑制・調整をはかるように心がけましょう。

 

 

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【低】 【低】 知識人 情報力
黒霊と黄霊 白タク 岩石 セピア色

ハイブリッド

土の民【金族】は、とても珍しい特徴を持っている存在の1つです。そう・・「土の民」と「金の民」とのハーフ・・ハイブリットな性質を持っているのです。同じような、「兄弟」とも呼べる存在として、「金の民【土族】」がいますが・・それでも「土の民」と「金の民」では大きな違いがあるのも事実です。

簡単にいうと、「外面」「表現方法」の中に「土の民」の性質が現れやすく、「内面」に「金の民」を宿しているようなそんなイメージかもしれません。

 

◆不安定なエネルギー

この民族にとって、最大の課題というか「宿命的な要素」として≪いかにして、安定性を築き上げるか≫という問題を持っています。自分自身の中に≪抑制関係≫のエネルギーを持っているがために、常に持っているエネルギーが不安定な状態となりやすいのです。

「土のエネルギー」の上昇度が高まれば、相関して「金のエネルギー」が抑制・減少してしまいます。

逆に、「金のエネルギー」の上昇度が高まると、とたんに「土のエネルギー」が抑制され、減少していくことになるのです。まるで「シーソー」のようなエネルギー状態を常に抱えているというのが最大の特徴なのです。

このことは、「自己嫌悪」におちいりやすい性分であることも示しています。相反するような性質のエネルギーを共に有しているがゆえに、ときおり、極端にエネルギー配分が偏ってしまったときには、そのエネルギーに沿って「思考・行動」してしまうわけですが・・後に、バランスが回復したときに・・その思考・行動を後悔しがちになるというわけです。

例えば、もともとは「土」の要素として「地道」「控えめに」に歩んでいくことが好きなのですが・・「金」の要素が高まりすぎたときに、いつもの反動かのごとく、「派手」で「目立つ」行動をしたくなり・・実際にしてしまうわけです。でも・・バランスを回復したときには・・そんな自分自身に後悔の念をいだいてしまうんですよね。

この民族は、まずは「全ての自分自身」を受け入れるという気持ちが大切な要素となっています。

 

知識人

基本に「土エネルギー」を持っていますから、その「保存力」にももともと卓越したものを有しています。そこに「金エネルギー」として、≪情報力≫を兼ね備えているわけですから、「情報収集力」は他の民族を含めてもナンバー1なんです。

まさに「知識人」となるべく資質を持っている方が多いのです。

ただ、この場合の「知識人」というイメージは、土エネルギーが主であるので、「派手さを持った表現者」ではありません。「目立ちはしないものの、沢山の知識・知恵をもっている人物」といった、印象の方が多いかもしれません。他の人からは、そういうイメージをもたれていない方であっても実際に、話しをしたり・・交流を持ってみると思いかけないほど、沢山の知恵と知識を持っている人であったりするものです。

また、「専門的な知識」という幅の狭いものではなく・・どちらかというと、様々な範囲・分野に精通した知識・・雑学知識といった形でその力を発揮することが多いかもしれません。

この性質は、守り主である、「白たく(はくたく)」の性質を受け継いでいるといった側面もあるのです。

 

◆行動力も兼備

土の民は、その性質上、「不動」の傾向が主となっています。「山・大地・闇」も基本は動かない存在ですからね。しかし、「金」の性質を持っている「土の民【金族】」は、「岩石」の特性といえそうです。

「岩石」は通常自ら、動きを有している存在ではありませんが、他からの働きかけがあった場合には・・ゴロゴロと山肌を駆け下りて移動することが可能です。場合によっては、河川の中へと踏み入れるとその流れに身を任せる形で、自らの姿形を変化させながらも(丸みをおびる)・・海にたどり着くことさえできるのです。

これは「土の民【金族】」の特性をまさに表しているのですが・・この民族にとって、「実行」「行動」するためには、他の民族(エネルギー)の助けが必要不可欠なのです。特に「動き」という要素から、「水の民」の流れ(河の流れ)や「風の民」の一押しは最も大切な要素となります。

どちらにしても、一度動き出してしまうと、自分自身では方向性を操ることがぎない「土の民」ですから、大切なのは、「行動」に移す最初の一歩であることを常に念頭においてください。

 

   
【高】 【高】 温かみ 対話カ
黒霊 田の神 大地 こげ茶

◆大地・畑の存在

「土の民【水族】」は、安定感あるエネルギータイプです。しかもともすると、「頑なになりがち」な土の民の中において・・ゆういつ「水」(水分)を持っているために、「融通性」「弾力性」を持った存在となっています。その姿はまさに、草原を創り出す、【大地】や野菜を生み出す【畑】と同じ気質を持っている存在といえるのです。

「水分の無い」地面では・・「砂漠」となってしまい・・生命をその場に宿すことすらできません。しかし、「水分」を持っている「大地」「畑」では、【土】でも【水】でもない、まったく新しい存在である≪生命力≫を生み出すことが可能なのです。

これは、「水の民【土族】」が海中・水中で「生命力」を創造するのに対して、「土の民【水族】」は大地で生命力を育む存在となっています。

これは何をあらわしているかというと、「生命を育む力に長けている」というとこです。この力はもちろん、民族ナンバー1です。

 

◆山や大地・植物たちとの対話力

生命を育む力に富んでいるということは、お互いのコミュニケーション能力を持っているということに繋がっています。「水エネルギー」で相手の「情感」を感じ取るとともに、「土エネルギー」でそんな相手の全てを一度は受けとめ・・包み込んでしまうことができるわけです。

当時に、持っている「知恵・知識」が豊富であり、自分の体験したものも全て知恵として所有しているといったことからも、そこから生まれる・・【対話力】【コミュニケーション能力】は秀でたものがあるのです。

同じ「対話」といっても、「金の民」の場合は、【情報力】が優先してしまうため、相手の気持ちを慮った対応に欠ける・・いわゆる、「理屈的」となりがちですし・・。

また「水の民」の場合は、相手の「感情」を冷静に分析しながら対処する能力に長けているのですが・・そこに「温かみ」が欠けてしまうことも多く・・いわゆる「ちょっと冷たい感じ」と受けとめられてしまうこともあるのですが・・

「土の民【水族】」にいたっては、土のもつ「温かみ」を感じさせることができますので、一般的な対人関係における、「対話力」が高いといえるのです。

 

◆「知恵・知識」の元は【体験】

土の民【水族】が有している、「知恵や知識」は・・その性質上、自分自身の「体験や経験」であったり、もしくは、伝統的に伝えられてきている「知恵や文化・しきたり」であったりします。

ですから、同じ情報知識といっても、「金エネルギー」が持っている・・「流行・数字情報・ゴシップなど」といった種類の一過性の情報とは性質がことなるのです。

これは同じ民である、「土の民【金属】」も知識人という性質を持っていますが、「知識」の内容が異なるということも特色として理解しておきたいところです。

 

 

   
【高】 【中】 迫力 持久力
黒霊 山ノ神 茶色

◆持久力

「土の民【火族】」は最も、【底力】に富んだ民族です。増加関係である「土」と「火」のエネルギーを持っていることから、継続してその力を発揮することが可能な上、もともと「土エネルギー」がもつ耐久性といった特性からも、継続して努力をしていくことが、非常に得意なのです。この「耐久性」「継続」という要素から・・民族の中で最も【持久力】が高い存在であるといえます。

 

◆迫力

土の民は基本として、「実直」な側面を有しているため、あまり「浮ついた印象」を与えることの少ない、落ち着いた人、といった印象を持たれることが多い民族です。

その中で【火族】は、「火」の持つ、「情熱」を兼ね備え、しかも常に「土」との相乗効果をもって、互いのエネルギーを強化・増強させていますので、【安定感+情熱】によって、【迫力溢れる】人物として印象付けられる方も多いのではないでしょうか。

「土陽の民」であれば、その迫力を他の人々に見事に知らしめていることでしょうし・・また「土陰の民」であれば、何事にも動じない、「秘めた迫力」を有している・・そんな性質を持っているのです。

 

◆守り主【山ノ神】

守り主として【山ノ神】を有している、土の民【火族】ですが・・その特徴も見事に受け継いでいます。

「義理人情」をとても大切にする傾向を持っています。相手の「熱意」「気持ち」が感じられるようであれば、「どんなことでも手助けしてあげたい」と思ってしまうほどの、人情に厚いといった傾向もあるようです。ゆえに、「浅い人付き合い」よりも、「深く末永く付き合える人付き合い」を好む傾向があります。

 

が・・その反面、一度「裏切られたり」・・「義理人情」にそむくような仕打ちをされたときの【怒り】は半端なものではありません。なかなか関係を回復させるには難しいほどの「怒り」となってしまいます。

「土」の保存力がありますので、その「怒り」はなかなか消え去るものとはならないのです。

 

 

   
【低】 【高】 独自性 暗躍
黒霊 地龍 地殻 鶯茶

◆独自性

「土の民【風族】」は、わずかながらも、「風」エネルギーを有しているため、「土」は不動な存在であるのが基本なのですが、みずから「動き」を有する希少な土の民です。

その姿は、地球の大陸を構成している「地殻プレート」のイメージです。この特性から、他の土の民とは少々趣が異なった「独自性」を有することになります。この「独自性」の1つとなりますが、【暗躍】を得意とする一面があります。

【暗躍】・・・というと、悪いイメージを浮かべてしまうかもしれませんがそうではありません。

地殻プレートも、動いてはいるものの、その動きは非常に遅いもので、実際にその動きを感じることができる存在はいないほどです。これと同様に、「他人の意識しないところ」「他人が気がつかないところ」で、「行動・活躍」することが可能なのがこの民族なのです。

これはもちろん、【負】の側面で利用してしまえば・・悪い意味ともなりますよ。ただ【正】のエネルギーで活用していけば、「人の嫌がることを地道に推進する」「陰なる部分で他人を支えていく」といったことにその適性を示すことができるのです。

 

◆不安定さをもつ土の民

土の民は、「不動」が最大の特徴なわけですが・・・この【風族】に限っては、「不動さ」と反してしまうような側面を持ち合わせています。「土エネルギー」の性質が変わるわけではないので、基本となる「不動心」などはしっかりと有しているわけですが・・その現れ方に「波」があるのです。

「風」の活性化の有無や大小で、自分自身ではコントロールできないような形で、「土」エネルギーの特性が極端に大きくなったりしてしまうときがあるのです。

「記憶力」「保存力」「忍耐力」・・とにかく全ての土の民の特徴に波があるのでなかなかコンスタントに自分の力を発揮しにくいという特徴を持っています。

 

 

◆守り主【地龍】

「地龍」は龍族の一種です。基本的には、「黒龍」に使えるような立場ではありますが、もちろんこちらも独自性を持っています。その1つに「地震」という自然現象を司っているというポイントがあげられます。

「地震」は人の立場からみると、「災厄」だけのように思われがちですが、自然界にとっては、とても大切な役割をもっています。「人」もストレスを抱えているという状態は好ましくないのと同様に、自然・地球もストレスを抱えていることは当然好ましくないことなのです。

そのストレス要因の1つとして、地殻の歪があるわけですが、この「ストレス(歪)」を解消してくれるのが地震という現象であり、それを司るのが「地龍」とゆうわけです。

これと同様に、【風族】も「ストレスを解消させる力」を有しているのです。ただこの場合のストレス解消というのは、「水の民」のストレス要因そのものを浄化させるといった働きではありません。

あくまでも「地震」のように、蓄積されている「ストレス」を外部に開放させてあげるのが得意ということなのです。

それが実際にはどんな・・ことになるのかは、相手の民族との相関関係によっても、その内容はことなってきますので、様々なパターンが存在していますが・・ストレス解消を促す力は全ての民族に対して有効なものと考えていいと思います。