以前（2010年）日本では火力発電に活用する総燃料比率として「石炭燃料」が約40％、「天然ガス燃料」が約40％、 「石油燃料」が約15％　、「その他燃料」が約5％となっていました。2011年以降は日本において、原発事故などが あったことから、”臨時対応”を余儀なくされている状況が存在。”石炭燃料””天然ガス燃料”の使用量は激増して います。相対的に”石油燃料”はほとんど火力発電では使用されない状況へと推移しています。

火力発電に使用される燃料にはそれぞれ独自の特性が存在しています。過去「石油燃料」が中心 となって活用されていたのも、その”高い燃焼効率性”によるものが大きいと考えられています。 また 同時に原油から扱いやすい燃料へと精製することもわりと容易（技術の存在があるため）となって いることも要因となっていました。　

ただ「石油燃料」は先に記したように”素材資源との競合”といった根本的な課題が あるために今後はさらに使用削減（火力発電燃料としては使用されない）していく方向で推移されていくものと考えられます。 （火力発電＝石油使用　というイメージをいまだに持っている人も多いようですが、現在では 、基本的に「石炭」「天然ガス」を燃料とする発電システムが火力発電という位置付けとなっています。）　

対して”石炭燃料”は安価で資源埋蔵量も豊富ということもあり、現在火力発電における主力燃料とな っています。 一時期、”地球温暖化”に関連した、誤った情報が流される中「CO2排出の抑制」が火力発電の最大の課題と 言われていました。（現実的には、現在”CO2による地球温暖化は無い”という考え方が世界的な主流と なっており、”CO2排出”は自然環境にも悪影響は無いものと考えられています。ただ、日本ではいまだに 政府を中心に、そんな誤った認識（CO2排出が自然環境に悪影響を及ぼす）を有している人も多いようです。）

ただ、近年新たに「超臨界圧石炭火力発電」の技術が進歩、実用化されてきていることで”CO2問題”も 大幅に改善されてきています。本気で”火力発電の活用”を促進させれば現在の技術で、CO2発生量の少ない 効率的な発電システムが主幹発電システムとして機能するものと考えられるのです。（原子力発電の必要性は 無いのです。）

現時点で将来的に期待を寄せられているのが「天然ガス（シェールガスなど）」の活用とその他「代替燃料（新バイオ燃料）」 の活用となっていますが・・。私見を交えて話しをすると「石炭」こそが主幹燃料となっていく のではないかと推測しています。　

現在、研究開発が進められている次世代燃料に位置づけられているのが「新バイオ燃料」と呼ばれている要素 です。主に「廃棄物（食品、農業、畜産、林業）が創出される燃料」と「藻類から抽出される燃料」を総称する 形で”新バイオ燃料”と呼んでいます。ここではも現在期待されている、様々な”新バイオ燃料”の情報を ご紹介いたします。

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