・「階段」に関しての「凶相」とされる方位・位置で現代の状況に照らし合わせても「凶」と判断しておきたいのは・・【建物中心の階段】【玄関正面の階段】です。
風水は「自然との付き合い方」から学ぶほかにも、「日々の生活」の中から蓄積された知恵という要素も含んだものとなっています。
「建物中心の階段」に関して、凶相と考えられる要因を現代の視点からいくつか取り上げてみると下記のような要素が考えられそうです。
≪自然要因≫
・一階で「火災」などが発生した場合、建物中心に階段(吹き抜け)があると「煙や火」が煙突効果で短時間のうちに上層階に拡大していってしまうため、2階で就寝している人々にとって災害リスクが高いものとなってしまうということが考えられます。
・自然エネルギーが家屋内に宿る場合その場所となるのは、「家の中心部」となります。その中心部が「階段」であると、エネルギーの蓄積される場がなくなってしまい、自然エネルギーに守られない家屋となってしまうのではないでしょうか。
≪生活要因≫
・昔は「強盗・襲撃」などがあった場合に、玄関前に階段があると、すぐに二階へと到達することができてしまうため命の危険が多くなるといった要素がありました。
現代においては、そこまでの危険はないにしても、同様の要素を考慮しておくことは大切かもしれません。
・昔は特に建物構造的にも「家の中心部」が階段形状となっていると構造体力上弱い建物となってしまう場合も多かったと考えられます。(*柱を多く配置する場合は別)現代においても「柱の増加設置」なくして、単に中心部に階段を作ってしまうことは、そうでない場合と比較すると建物構造的に弱いものとなってしまう傾向がありそうです。
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