・人工的に作られた色であっても、自然素材的に存在している色であっても、色そのもののエネルギーとしては違いはありません。
「人工的」とはいえ、もともとこの世に存在している「物質」などを組合せ・加工して作り出しているわけですから・・「塗料」といえど、もともと自然の素材です。
ゆえに、身近にある「色彩」は全てそれぞれの色合いに関連したエネルギーを有しているわけですが、それでも「人工的な存在」と「自然創造的な存在」では「色彩エネルギー」に違いがあるのも事実です。
それは、「色彩エネルギーの強さ」。
やはり「自然の中で創造されて色彩」そのものに宿る「色エネルギー」のほうが、【強さ】を持っています。
例えば「黄色」という色彩のエネルギーであれば、「作られて黄色の塗装された置物」よりも、「自然の中で作られたレモン」の黄色に宿るエネルギーのほうが強いのです。
ですから、「緑色」による≪癒しの効果≫を得たいと考えた場合には、部屋の壁の色を緑色にするよりも、「緑色を持った観葉植物」をインテリアの一部として導入したほうがその効果は、強く得られるということになるのです。
エネルギーの総量を考えると、「面積」に比例するわけですが・・あまり面積を広く同じ色彩を使用しすぎるとバランスがとりにくくなります。
相違観点から考えると、なるべく「自然素材」の色彩をそのまま活用して、インテリア空間を作り上げていくと色彩バランスがとりやすくなるということになるのです。
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