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・私は「風水」とは、先日による「生活の知恵情報」なんだと理解しています。ですから、どんな状況でもどんな環境であっても、全てに通用する「絶対的な位置づけの知恵」というものではなく、その知恵が役立つ「環境や条件」などがある、「体験的な知恵」なんだと思うのです。
ですから、「建物形状など」に関しても様々な風水による「吉凶判断」がありますが、これも全ての地域の建物に該当する要素なのではないという認識でいます。
生活の知恵というものは、いわゆる「自然との付き合い」「自然との共生」の中でいかに上手に付き合っていけるかといった「自然」「自然エネルギー」に関する知恵情報なのだと思うのです。
そういう意味で、「風水」とは神がかり的な、おまじない的な「吉凶」ではなく、なにかしらの「経験的な理由が存在している形」での「吉凶」なんだと理解しています。
ですから、建物形状・間取りなどに関連した「風水要素」に関しては、その元となる「理由」を想像しながら、導入していくことが大切なのであり、「風水」に≪固執≫してしまうことは逆に凶を招くことと考えておきたいものです。
例えば、「南東の玄関」は吉相であるといわれますが、山や傾斜地において「北西」方向に下っている斜面などに立つ建物・住宅を計画する場合など、自然との付き合い方を考えた場合・・
「南東方向に玄関」を設置してしまうと、「大雪」や「豪雨」などのときに、すぐに玄関側が雪に埋もれてしまうやすくなるとか・・雨が玄関から進入しやすくなるなどということが発生します。
こんな場合は逆に、「北西方向」に玄関を設置すると「雨」などの進入を防げるなどといった自然との上手な付き合い方ができるわけです。
そう、その地域・環境ごとに「自然」どのように付き合っていくかを上手く考慮した建物ほど吉相ということになるのではないでしょうか。
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