・一戸建ての間取りを風水的に観察する場合、重視したいのは「一階」の状況です。最近では三階建ての住宅というのも増えてきたこともあり、「リビングなど」の生活空間が二階か三階にあるケースが増えています。
もちろん、それ自体は良いのですが・・その反動とでもいうのでしょうか・・。
「二階・三階」に比べて「一階」の間取りや使い方がおろそかになっているケースが多くなっているように思うのです。
風水の基本から考えてもやはり「大地」に接している部分(一階)が最も大切になるのです。
大地からのエネルギー(自然エネルギー)をうまく取り込み・活用できる住宅こそが「安定感」を持って長きにわたり継続していけると考えられるからです。
【土】のエネルギーは、「保存・維持」の力。
大切に考えておきたいところです。
「一階」を良き環境とするポイントとしては、2つ。1つは、「暖かさ」を確保するということ。
二階・三階をリビングなどとした場合に、一階は「WC・風呂・洗面所・倉庫」などといった用途となることが多くなっています。そういう用途ばかりが一階へ集まってしまうと、「人」が普段は存在していない空間となりがちなんですよね。
「人の気」が足りないところは・・寒くなる、寒く感じる空間となってしまいます。「幸運」を招きいれるには、「暖かな空間」が大切。「人の気」が漂う場としましょう。
2つ目は、「欠け」の無い空間とすること。一階をガレージ・駐車場となっている住宅がありますが、やはり「風水的」にも好ましくはありません。
これは、上記にも通じるものがありますが、「一階」に生活している空間をなるべく多く存在させるということが、「暖かな空間」とすることになってくるからです。
「一階」は、大地のエネルギーを受け取る場所であり、「玄関」から幸運を招き入れる場所。大切にしましょう。
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